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SEO内部対策とは?
内部SEOとは、上位表示のために検索エンジンに対して最適化を行うことです。
検索順位決める要素はたくさんある訳ですが、このうち、被リンクなどの外部的な要素を除いた、内部的な要素を言います。
SEO内部対策の重要性
被リンクももちろん大切な要素ですが、検索順位の決定において、最も重要なのはコンテンツのクオリティです。
内部SEO対策とは、そのコンテンツを検索エンジンに高く評価してもらうための方法です。
クローラー対策
クローラーとは、Webサイトの情報を収集し、データベースに保管する巡回プログラムのことです。
検索エンジンは、この保管されたページに順位を付けて、検索結果を表示することになります。
SEO内部対策ではこのクローラー対策が重要です。
サイト構造
特に記事数の多い大規模なブログになる予定の場合は、サイト構造をしっかり考えておきましょう。
WordPressなら多くはテーマにお任せで問題ありませんが、パーマリンクとカテゴリーは考えておく必要があります。
パーマリンクとは上図のことで、設定の「パーマリンク設定」でカスタマイズ可能です。
「これが正しい設定」というものはありませんが、私は。「カスタム構造」の「/%postname%/」としています。
理由は2つあり、URLは短い方が良いということと、カテゴリーを変更してもURLが変わらないからです。
普段からクローラーにとって分かりやすいサイト構造にしましょう。これがユーザーにとっても分かりやすい構造につながります。
ナビゲーションメニュー
ナビゲーションメニューとは、ヘッダーやサイドバーやフッターにあるメニューのことで、ブログに訪れたユーザーはナビゲーションメニューを見て、どのようなブログなのか判断したり、目当てのカテゴリーや記事にアクセスします。
これはクローラーも同じで、メニューからブログ全体へクロールしていくのですが、たまにメニューがページによって無かったり、違う場所にあったりするブログを見かけます。基本的にはすべてのページに同じメニューが望ましいです。
ユーザーもクローラーもトップページから入っていくるとは限りません。どのページから訪れても少ないクリック数で、すべてのページにたどり着けるようにメナビゲーションメニューを最適化しましょう。
ページネーション
ページネーションとは内容の多いページを複数のページに分けて、各ページへリンクし、ユーザーがアクセスしやすくするものです。
このブログで言うところのこいつです。↓
このページネーションがあるおかげで、ユーザーは今どこにいるのかが分かるだけでなく、この先のコンテンツの存在が分かり、それらのページにアクセスできるようになります。
これはもちろんクローラーにとっても同じことで、ページネーションがあることによって隅々までクロールしてくれます。
現在ではほとんどのテーマで実装されています。
パンくずリスト
パンくずリストとは、このブログで言うところのこいつです。↓
画像の下の「HOME > 集客・SEO >」となっている部分のことで、ユーザーに今現在自分がいる場所を示しています。
また、パンくずリスト自体がリンクになっており、いつでもホームやカテゴリーページにアクセスすることが可能です。
パンくずリストも当然クローラーが巡回する手助けになります。
重複ページの解消
重複ページとはタイトルや記事の中身などのコンテンツが、他のページと重複していることです。
記事をたくさん書いているうちに、同じような記事を無意識に書いてしまうことはよくあることです。これは注意する他ありませんが、もう1つ問題なのは、URLの表記に一貫性がない場合です。
Web上では”www”がある場合とない場合では、別々のページと認識されます。
これはGoogleウェブマスターツールで「wwwあり」と「wwwなし」を指定できるので、ブログを立ち上げたら必ず指定しておくことを強くおすすめします。
SSL化
常時SSLとはサイトをHTTPSで表示させることを言います。このブログでいうところの
こいつです。↓
常時SSLは通信を暗号化し、ユーザーの個人情報を守るためのものです。
この設定はサーバーに依存しており、現在の主要レンタルサーバーは対応しています。
私が推奨しているエックスサーバーは設定の仕方も簡単でおすすめです。
レンタルサーバーについてはこちらの記事を参考にしてください。
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sitemap.xml
サイトマップ(sitemap.xml)とは、ブログ内のページリストが記述されているファイルで、ユーザーに向けてのサイトマップとは違い、クローラーがサイト内を巡回する際の手助けとなるものです。
sitemap.xmlがあればクローラーがページを見つけやすくなるため、記事のインデックスが早まったり、更新したページの情報がすばやく伝わります。
WordPressの場合は、自動で作成してくれるプラグインがあり、Googleウェブマスターツールへの登録をすることで、ブログの存在や更新を通知できます。
ページ内対策
1ページ1キーワード
SEOは1ページ1キーワードが基本と言われています。これは1ページにたくさんのキーワードを詰め込むと内容がぼやけてしまい相対的に弱い記事になってしまうからです。
雑記ブログよりも特化ブログのほうがSEOには有利ですが、深い情報をユーザーに提供できるという意味で同じ理由になります。
例えばこの記事のように「SEO関連」で上位表示を目指すなら、「SEO内部対策」というキーワードでは表面をざっとなぞるにとどめ、「1ページ1キーワード」や「sitemap.xml」などで個別ページを作るほうが強いということです。
タイトル
記事のタイトルは読めれるか読まれないかを決める重要な要素ですが、SEO的にも当然大切な要素となります。
検索エンジンはタイトルタグがそのページの内容を適切に表していると判断するはずで、もし内容が食い違っていれば上位表示は難しくなります。
私自身もアクセスが少ない記事のリライトをするのですが、中にはタイトルを変更しただけでアクセスが増えた記事もあります。
難しいのが検索エンジンばかりを見てもダメで、ユーザーばかり見てもダメだという点です。
見出しタグ
h1やh2などの見出しタグは最近では必須だと思っています。
SEO的には検索エンジントに対してもユーザーと同じようにその記事の構造を正確に伝えるという意味があります。
個人的に見出しタグは、SEOよりもユーザーに対して効果が大きいと感じていて、その理由は見出しタグに慣れすぎて、見出しがない記事は読む気にならないことです。
記事をはじめから全文読むことは稀で、目次や見出しをみて必要な部分だけを読むことが多いと思います。
したがって見出しがないだけで敬遠されることもけっこうあると予想されるので、見出しタグは絶対に必要です。
alt属性
alt属性とは、画像に設定するテキスト情報で、画像が表示されない場合に代わりに表示されます。
SEO的にはそれほど大きな効果を持っているとは思いませんが、クローラーは画像が何かを判断できないので、alt属性のテキストを元に何の画像かを判別しています。
その結果、検索エンジンに対して分かりやすいサイトになるので、alt属性は設定しましょう。
ページの軽量化
各ページの軽量化はSEO的にもユーザーに対してでも大きなポイントとなります。
Googleはページ表示速度がランキング要因の一つであることを公表しています。よほど遅くない限り問題無いとは思いますが、特に画像を大量に使用するブログの場合は注意が必要です。
ページの軽量化はSEOよりもユーザーに対しての方が重要で、あなた自身読み込みが遅いために離脱した経験があると思います。
スマホ対策
レスポンシブデザイン
レスポンシブデザインとはユーザーの画面サイズに応じてデザインを変化させるウェブデザインの手法で、このブログもレスポンシブデザインです。
横幅を狭くするとそれに応じてデザインが変化します。主にタブレットやスマホ向けのデザインです。
とは言っても私自身が何かをしている訳ではなく、レスポンシブデザインに対応したテーマを使っているだけです。WordPressのテーマ選びにはレスポンシブデザインなどスマホ対策がなされているものを選びましょう。
AMP
AMP(Accelerated Mobile Pages)とはモバイルページを高速に表示させるための手法を言い、HTMLをあらかじめGoogle側でキャッシュすることで、読み込みかかる時間を短くするという仕組みです。
AMPも対応しているテーマが有るので、できれば採用したいところです。
改行
改行は読みやすさのために気持ち多めにいれるぐらいがちょうど良く、一般的には3行以上になる場合は改行したほうが良いと言われています。
スマホの場合は1行の文字数が少なくなるため、スマホ表示のことを考えて、少し短い間隔で改行を入れておいたほうが無難です。
まとめ
SEO内部対策について簡単に説明しましたが、大前提は有益なコンテンツです。この記事で述べたことすべてを気にしなくても、ユーザーにとって有益なコンテンツを提供できていれば上位表示は可能です。
少しでも上位表示をしやすくするためのテクニックというような位置づけと捉えてもらってOKです。
WordPressの場合、SEO内部内部対策の大半はテーマがやってくれます。タイトルや見出しタグに注意を払う程度で、コンテンツに注力しましょう。