アフィリエイトでユーザーに満足してもらえる記事を書くためには、まずターゲットを設定する必要があります。
万人に読んでもらえるような記事は当たり障りのない退屈な記事になりがちです。つまり、「ユーザーに刺さる記事」とはターゲットに合わせたドンピシャな記事である必要があります。
そのためには次の項目が重要となります。
- 誰に
- 何を
- どのように
アフィリエイトに限らず「誰に伝えるか」はとても重要なことです。伝える相手によって文章の内容も構成も変わるからです。
伝えるべきターゲットが決まれば何を伝えるかも決まります。相手のペルソナに応じた内容で文章を構成します。
「聞いたことがある」程度の人をターゲットにするのと「興味を持っている」ぐらいの人をターゲットにするのとでは書くべき内容が変わってくるという訳です。
誰に伝えるのか何を伝えるのかが決まればどのように伝えるのかも明らかになってきます。どのような順序でどのような方法で伝えるのかを決めます。
これらの項目にしっかり答える記事を書くためにはペルソナの設定が必要不可欠となります。
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ペルソナとは?
アフィリエイトをやっているとよく「ペルソナの設定が大事」と耳にすると思いますが、ではペルソナとは何でしょうか?
ペルソナとは一言で説明すればユーザー像です。アフィリエイトでは誰に向かって書くのかというターゲットを選定することが重要ですが、そのターゲット像のことです。
このターゲットがぼんやりしていては記事全体もぼんやりとし、売れるような文章にはなりません。つまり、ターゲットとなるユーザーを代表するような理想とする人物像をなるべく具体的に作成することが必要です。
紹介する商品によっては絞り込めなかったり、逆に絞り込む必要性が無かったりしますが、ペルソナの設定が具体的であればあるほど記事に書くべきことが明確になり、迷うことがなくなります。
ぜんぜん違うペルソナに対して伝えたい場合は記事を分けることも考えるべきでしょう。
ペルソナを設定することのメリット
- 記事の構成が作りやすい
- ターゲットの悩みが分かりやすい
- 響く記事を書ける
- ピンポイントな情報収集が可能
- ユーザーファーストな記事が書ける
ペルソナを具体的に設定することで、ターゲットをたった1人の人間としてイメージしやすくなります。こうすることで、記事にするべき内容が作りやすくなり、ストーリーのように構成することが可能となります。
ターゲット像を一人に絞り込むことで、その考えや悩みなどが具体的になり、問題点を見つけやすくなります。また、逆に言えば思い込みを防げることにもなります。主観で決めつけてしまうことはよくあることです。
ペルソナをたった一人にまで設定することで、誰にも響かない記事より1人にしっかり届く記事を書くことができます。
情報収集にまとまりが出ます。ペルソナがしっかりしていなければ情報を集めるのもブレが生じます。私自身は統計などの情報をよく参照するのですが、より具体的なデータを使うことができて有益です。
何より重要なのが「ユーザーファースト」です。ペルソナをせっているということは、ユーザーを理解するということです。つまり、ユーザー目線での商品・サービスに対する記事を書くことにつながるのです。
ペルソナの作り方
ペルソナの設定方法ですが、想像による部分も多くなることは否めません。しかし、それだけでは実際のターゲットとズレが生じてしまうという最悪のパターンもありえます。
したがってターゲット像のリサーチをすることをおすすめします。こうすることでターゲット像のズレを最小限に留めることができ、かつよりリアルなペルソナの設定も可能となります。
リサーチすべき情報源
ヤフー知恵袋等のQ&Aサイト
ターゲットを対象にしている雑誌
官公庁などが出している統計データ
グーグルサジェストなど関連キーワード
ヒアリング
特に雑誌と統計データは本当におすすめで、雑誌の方は内容よりも広告に目を向けます。その雑誌に掲載されている広告は雑誌がターゲットとしている読者に効果的な広告となっているはずです。ペルソナの設定はもちろん広告の選定にも役立ちます。
官公庁に限らずですが、統計データも探してみれば「こんなもあるんだ」と思うぐらいいっぱいあります。中にはペルソナの設定に役立つ情報もあるはずです。
また、関連キーワードもペルソナの設定に一役買います。グーグルサジェストやgoodkeywordなどの関連キーワードからターゲットの欲している情報を掘り下げることでペルソナを設定します。
例えば「ダイエット方法」というキーワードなら「ダイエット方法 食事」というキーワードが多く、さらに「ダイエット方法 食事制限なし」や「ダイエット方法 食事 レシピ」や「ダイエット方法 食事 野菜」というキーワードがありました。ここまでくれば何となくターゲット像が見えてくるのではないでしょうか?
このように関連キーワードからペルソナ像を絞り込んでいく方法もあります。
最後のヒアリングは実際にその商品やサービスの利用を考えている人などに話を聞くというものですが、個人ではなかなか難しいことです。
しかし、ツイッターなどのSNSでそのアフィリエイトブログ専用のアカウントを持ち、関連することの情報を発信していれば自然と情報も集まってきます。また、そういったアカウントを見つければフォローするようにすれば役立つ情報も得られます。
ペルソナ設定に必要な項目
ペルソナを設定する場合は理想のターゲット像をつくるようなイメージです。設定する項目は以下のようなものがあります。
- 性別
- 年齢
- 職業
- 年収
- 学歴
- 結婚の有無
- 住んでいる地域
- 家族構成
- 趣味
- 友達の数
- 得意なこと
- 休日の過ごし方
- 現在の悩み
- よく読む雑誌・ブログ
- よく使うソーシャルメディア
紹介するアフィリエイトの広告次第で不要な項目はありますが、基本的にはこのような項目を埋めていくことになります。
いくら詳細なペルソナを設定しても結局は記事に落とし込めなければ意味がありません。特に慣れない頃は年齢や趣味や休日の過ごし方などの比較的重要な項目だけを決め、あとは記事の構成で必要になったら考えるという逆の方法もあります。
ペルソナ設定のポイント
ペルソナ設定で一番難しいのは、アフィリエイトする商品をターゲットがどの程度理解しているかという問題です。
- 一般的に認知レベルには以下のような段階があります。
- レベル1
- レベル2
- レベル3
- レベル4
- レベル5
商品はもちろん自分の中のニーズにも気付いていない
困ってはいるが解決策がわかっていない
問題を解決できる商品があれば欲しいがその商品のことは知らない
その商品のことは知っているが類似商品と迷っている
その商品のことは知っているし、欲しいと思っている
このレベルの中で高い人ほど商品を欲しがっている訳ですが、高レベルのターゲット向けの記事を書けば良いというほと単純ではありません。
まず、レベル5の人は公式サイトや通販サイトに行ってしまうので、アフィリエイトの場合検索順位1位を取っているぐらいでないとターゲットとはなりえません。
また、レベルが高いほど競合も多く、記事の構成も近いものになりがちです。アフィリエイトで本当に稼いでいる人はレベルの低い人からうまくコンバージョンしています。
私自身もクレジットカードというキーワードではまったくライバルに歯が立ちませんが、「こういったクレジットカードが女性にモテる」という方向の記事からコンバージョンしています。
このようにペルソナ設定がかぶるターゲットなら一見無関係なキーワードからでも誘導可能です。