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【大前提】アクセスがあるだけでは稼げない
アフィリエイトを教えている人の中に、「アクセスは5万PVほどあるのに成果報酬は5,000円程度しかない・・・」という方います。
アクセスはあるのに成果に至っていないというのは、成約率(CVR)が低いということです。
CVRとは
アフィリエイトの場合成果とは売上を指しますが、CVRが低いということは、ユーザーはいるけど何も買わずに帰ってしまっている状態です。
アフィリエイトでは記事の書き方1つでCVRはかなり違ってきます。どうすればCVRを高められるのかを紹介します。
PVを2倍にするのは難しいけどCVRを2倍にはできる
ものすごく簡単に言えば、今の倍稼ごうと思えばPVを2倍にすればいいのです。しかし、100や200のアクセスならともかく、アクセスを2倍にするのは難しく時間もかかります。
ではCVRはどうでしょうか?CVRを2倍にすることでも、今の2倍稼げます。仮に現在1%なら2%にするだけです。しかもCVRを2倍にするのは、記事にテコ入れをするだけでも可能なのです。
もちろん現実問題CVRを2倍にするのは簡単ではありません。しかし、PVは気にするのにCVRは気にしないのはもったいない事です。
アフィリエイトで成約率を高める方法とは?
ブログ全体の雰囲気を良くする
見た目のデザインや読みやすさなど、あまり気にしない人が多いですが、けっこう重要なことです。
経験があると思いますが、サイト全体の色彩が悪く読み辛かったり、文字が小さすぎたり、改行がほとんど無かったりなどです。
コンテンツの質を高める
他のサイトとの差別化ができているか、タイトルやキーワードに合った情報が網羅されているか、ユーザーに価値を提供できているかです。
商品の魅力を徹底的に伝える
売りたい商品の魅力をきちんと伝えられているでしょうか?
商品の特徴ばかり並べているサイトが多いですが、それだけでは足りません。
例えばダイエットサプリだったら「痩せる」と伝えるのでは足りません。
つまり、痩せて友人や恋人に褒められる未来や、着れなかった服が着れるようになる未来に対してです。
しっかりと商品のベネフィットを伝えていきましょう。
信頼性を上げる
顔の見えないネットだからこそ信用は大切です。
可能であれば専門性を出すためにも、あなたのブログジャンルの専門家としてのキャラ付けができれば一番です。
専門家と言ってもショップの店員程度で十分です。
また、商品のデメリットをまったく述べないサイトも多いですが、かえって信用を落とします。必要以上にデメリットを強調する必要はありませんが、「たいしたことないな」思わせる程度のデメリットも必要なことです。
購買意欲の高いキーワードを狙う
ユーザーが買う気満々で検索しているキーワードがあります。
価格に関するキーワードで検索している場合は他のキーワードに比べ購入意欲は高いので、狙ってみたいキーワードです。
しかし、こういったキーワードはライバルも多く、激戦区になっている場合もあり、新商品を狙ったり、もう1つキーワードを盛り込んで少しずらすなどのコツが必要です。
他の購入意欲が高いキーワードとして、商品名+レビュー・評価・口コミ・おすすめなどがあります。これらのキーワードは先ほどの価格に関するキーワードよりは購入意欲が下がるものの、興味を持っている人が検索するキーワードです。
うまくキーワードに対する回答を用意し購入に繋げられるかで成約率に差が出ます。
キーワードから商品購入までの道を作る
そのキーワードで検索してきたユーザーがどのような意図で検索しているか本当に考えているでしょうか?
例えば、「Drケアワン」という国産無添加のドッグフードがあるのですが、このキーワードで記事を書いた場合、Drケアワンの特徴やランキングや他のドッグフードとの比較や口コミの情報が掲載されたサイトばかりです。
もちろんこれはこれで間違っている訳ではないのですが、Drケアワンで検索している人は、Drケアワンがほしくて情報を確かめるために検索している人ばかりではないということです。
無添加のドッグフードに関心がある人かもしれないし、もっと大きくドッグフード自体を調べている人かもしれません。もしくは国産のドッグフードに関心があるのかもしれません。
まだ、無添加や国産に関心がない状態で国産無添加が特徴のドッグフードを売り込んでも効果は薄いからです。
もちろんこれは同じ記事内でする必要はなく、別記事でも問題ありません。しかし、こうやってユーザーの意図を考えることは競合の少なく上位表示しやすいキーワードを見つけることになり、成約率の高いページを作るは重要なことです。
魅力のある商品を扱う
インターネットの世界でも、有名なブランドや有名な商品の方が売れやすいのは同じです。「どうせみんな取り扱っているから」と敬遠せずに人気商品もアフィリエイトすると以外に売れたりするものです。
また、私もよくやる手法なのですが、人気商品を引き合いに出し、「この人気商品と比べてここが良いですよ」などと比較すると売れやすかったりします。
定番の商品は売れるから定番な訳なので、他の商品に比べ売れやすいに決まっています。
よくある売れないアフィリエイトブログの例に、やたら報酬額が高いだけの怪しげな商品ばかり掲載しているブログがあります。報酬額は重要ですが、売れなければ報酬はゼロです。
特に初心者のうちは売れやすい商品で勝負するべきです。誰でも知っている商品だけでも月に10万円は十分に稼げます。
商品のベネフィットを最大限伝える努力をする
商品の魅力を伝えることは当然大切なことですが、果たしてできているでしょうか?よくあるのは商品の特徴を羅列しただけの記事です。間違っているわけではありませんが、それだけでは弱く、広告主を同じことを書いても意味がありません。
例えば、インターネット回線のアフィリエイトなら「速度は◯◯ギガです。」では響きません。それよりも、「重たい動画でもスムーズに見れストレスがなくなりますよ。」や「オンラインゲームではライバルよりも有利に戦えますよ。」という風にです。
購入した後にある幸せな未来を示して、最後に背中をちょっと押すぐらいの感覚です。
人は商品のスペックを購入するのではなく、購入したあとの幸せな未来のために購入するということを意識して記事を書きましょう。
サジェストを並べているだけのブログでは駄目
よくサジェストキーワードで記事を作っているサイトがありますが、サジェストを頼りに記事を書くのはまったく問題ないのですが、サジェストキーワードをそろえたところで、良いブログになりません。
なぜならサジェストは単に検索数の多いキーワードだというだけで、一人一人を見ればまったく興味のない記事ばかりになるからです。
例えば「ニキビ 原因」で検索した人が「ニキビ 洗顔」や「ニキビ 皮膚科」に興味があるかはまったくわかりません。
それならば「ニキビ 原因」に関係あるキーワードを網羅したほうが専門性も高くなり、ブログ全体の質も高まります。
タイトルを工夫する
SEOを意識したタイトルやユーザーの心を掴むようなキャッチコピーを意識してタイトルを決めます。
タイトルと記事の内容を合わすためにも、記事の要約になっているのが理想です。
ただし、SEO的に良いタイトルと人間が思わず読みたくなるタイトルは必ずしも一致していないと思っています。基本的には上位表示されなければ目に止まることも無いため、SEO重視で問題ないと思っています。
- 読まれるタイトルのテクニック
- ユーザーが「自分の役に立つ」ことが分かる
- 具体的な数字が入っている
- 簡単なことが分かる
- ユーザーが普段使う言葉を使う
- ターゲットを入れる
- 「まとめ」などの網羅性
- 疑問系
ひと目で自分の約に立つことが分かるタイトルです。どう約に立つのかを示しておくと効果的です。
数字が入っているだけで、具体的で信憑性があるタイトルになります。
ユーザーに「自分にもできる」と思ってもらうようなタイトルです。
書き手のあなたは専門的な知識があるため、ついつい難しい言葉を選びがちですが、ユーザーが普段使う言葉でなければ、検索もされないし、ユーザーに刺さりません。
ユーザーに「自分のことだ」と思ってもらえれば効果的です。
人は基本的に面倒くさがりなので、その記事を読めば全部わかるという網羅性は武器になります。
目を引くという点で疑問形で終わると、ユーザーは気になって読まれる記事になります。
ポジショニング
これはブログ全体でも言えることですが、記事単位でも言えることです。大きすぎるキーワードでは広範囲すぎてユーザーの意図が掴みにくいし、ライバルも強力です。
しかし、キーワードを追加し、ライバルが少ない勝てそうな場所で勝負することが楽に稼ぐ秘訣です。
同じ商品をアフィリエイトするにしても、切り口を変えればターゲットとする層を変えることもでき、アクセスを集める余地がある訳です。
ライティングの法則を活用する
コピーライティングやマーケティングの世界にも効果がるという書き方の法則があります。これはブログにももちろん使えるものです。
記事の書き方に困ったらこれらの法則を活用するのも良い手段です。
- QUESTの法則
- Qualify
- Understand
- Educate
- Stimulate
- Transition
絞り込む
興味がある人以外をあらかじめ排除し、読むべきユーザーを絞り込みます。
共感を得る
ユーザーが抱えている悩みや問題を理解し、共感する。
教育する
ライバルとなる商品との違いなどを説明し紹介する商品の優れている点や特徴などを説明する。
興奮させる
紹介する商品を購入したらどのような未来が待っているのかを伝え興奮させる。
変化を促す
限定性や値引き等でユーザーを読みてから買い手へ変化させます。
- AIDMAの法則
- Attention
- Interest
- Desire
- Memory
- Action
注意、注目
まずは商品の良さを認知してもらうことから。
関心、興味
商品のベネフィットに訴えかけ関心を持ってもらいます。
欲求を引き出す
ユーザーが「自分の役に立つ」ほしいと思う欲求を刺激する。
記憶
AIDMAの法則が提唱された時期はすぐに商品を申し込める環境ではなかったため「記憶」が必要でした。
行動させる
強い「欲求」があれば購入という行動につながります。
- GDTの法則
- Goal
- Desire
- Teaser
Time(時間をかけたくない)
Effort(努力したくない)
Money(お金を稼を使いたくない、節約したい)
Greed(富、名誉がほしい)
Lust(愛、性的なもの)
Comfort(快適さがほしい)
Scarcity(希少性があるものがほしい)
Curiousty(好奇心、興味)
Controvesy(反社会性、論争)
GDTの法則
- PASONAの法則
- Problem
- Agitation
- Solution
- Narrow down
- Action
問題を提示する
問題点の根拠、理由を示す
解決策の提示とその根拠
限定性、緊急性
行動
見出しや画像や装飾を効果的に使う
記事の内容は特段問題ないけど、読んでいて頭に入ってこないブログとうものがあります。
ダラダラと書いてあり、どこに自分の知りたいことが買い手あるのかが不明な記事です。
具体的には自分にとって必要と感じなければすぐに離脱してしまいます。
なので、小見出しを付けて情報のありかを示しておいたり、重要な箇所はマーカーを引いたりして、読んでもらえる工夫をします。
パッと見て「自分に必要だ」と思ってもらう必要があり、それには見出しや画像や装飾が効果的です。
必要なことは全て書き、余計なことは一切書かない
信じられないかもしれませんが、重要なことが書かれていない記事というのは本当に多いです。
ユーザーが何を求めてそのキーワードで検索してくるのかをキチンと考えられていないせいだと思います。また、とにかく長文になるように書いているため、無駄に長く、本当にユーザーが求めている情報はスカスカで結果的に成果につながりません。
私の場合は、最初は勢いまかせでガリガリ書いていくのですが、書き終わったらもう一度読み直し、本当にユーザー目線の内容になっているかを確認しています。その作業で文章を削ることもけっこう多く、不足している部分を追記することも珍しくありません。
文章はなるべくシンプルに分かりやすくまとめる方がSEO的にも強いです。
スマホでの表示を確認する
現在はスマホからのアクセスもかなりの割合になっています。このサイトでも4割近くがスマホからのアクセスです。
なのにスマホでの表示に気を使っていないサイトがめちゃくちゃ多いです。
検索エンジンを気にしすぎてユーザーを気にしていない
キーワードやSEOを意識するのはもちろん重要なことです。でも、違和感しかないサイトもけっこうあります。サジェストを並べた見出しや文章なんて誰の役にも立ちません。
誰が見ても価値がある記事などありません。ターゲットの選別はものすごく重要なことで、万人受けの記事では上位表示は難しいのが検索エンジンです。誰に何を伝えるのかを明確にし、検索エンジンではなく、ユーザーを意識して記事を書かないといけません。
稼いでいるサイトを研究する
何と言ってもこれが大切なことです。お手本となる上位表示しているサイトがある訳なので、取り入れられる事は全部取り入れるぐらいの気持ちが必要です。
参考になることは記事一つ一つもそうですが、サイト設計から、デザインや言葉の使い方や内部リンクなど多岐にわたります。初心者のうちは、何を参考にすればいいのか分からないと思いますので、記事単位で、どういった項目があるのかや、画像や装飾の使い方などを参考にすればいいでしょう。
まとめ
私が成約率が高くSEOに強い記事を書くための普段から気を付けているチェックポイントの解説でしたが、この中でも一番伝えたいのは、もっともっと稼いでいるサイトの研究をしましょう。稼いでいる人の真似をしましょう。ということに尽きます。
アフィリエイトで稼いでいるからには理由があります。分からないなりに工夫してみることが大切です。正直月に10万円ぐらいなら、とにかく記事を書き続ければ手が届く位置にあります。しかし、どこかで行き詰まるし、時間も無駄にかかることになると思います。
考えすぎて手が止まってしまうことは最悪ですが、何の勉強もしないで稼ぐのも難しいと思っています。
TwitterなどのSNSで稼いでいる人が発信している情報を取り入れる。
アフィリエイト、ブログ、ライティング、SEO関係の書籍やサイトを研究する。
このぐらいは普段から時間を見つけてやってほしいことです。